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スレート屋根のカバー工法とは?種類・費用・選び方を解説します
2025.07.05
老朽化したスレート屋根、雨漏りが心配…そんな不安を抱えている方も少なくないのではないでしょうか。
屋根リフォームは高額な費用と長期間の工期を要するイメージがありますが、実はそうとは限りません。
既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねる「カバー工法」という方法があります。
今回は、スレート屋根カバー工法の最適な選択方法についてご紹介します。
この記事の目次
スレート屋根カバー工法の種類
重ね葺き工法の特徴
重ね葺き工法は、既存のスレート屋根の上に直接新しい屋根材を重ねて葺く工法です。
既存の屋根材の撤去が不要なため、工期が短く、費用を抑えられるのがメリットです。
ただし、既存の屋根の状態が良好であることが前提となります。
野地板(屋根の下地)の腐食や劣化が激しい場合は、重ね葺き工法は適しません。
後付工法の特徴
後付工法は、重ね葺き工法の一種で、既存の屋根材の上に新しい屋根材を後から取り付ける工法です。
重ね葺き工法と同様に、既存の屋根材の撤去が不要です。
しかし、後付工法は、屋根材の種類や形状によって施工方法が異なるため、専門業者への相談が不可欠です。
撤去葺き替えとの違い
撤去葺き替えは、既存の屋根材を完全に撤去してから新しい屋根材を葺く工法です。
重ね葺き工法や後付工法と比較すると、工期が長く、費用も高額になります。
しかし、屋根全体の状態を完全に確認し、下地を補修できるため、より耐久性のある屋根を実現できます。
アスベスト含有スレートの撤去が必要な場合も、この工法が選択されます。
屋根カバー工法の最適な選択
費用とメリットデメリット比較
カバー工法は、葺き替え工法に比べて費用と工期を抑えられる一方、屋根の重量が増加し、耐震性が低下する可能性があります。
また、重ね葺きできる回数は限られています。
一方、葺き替え工法は高額ですが、屋根全体を新しくできるため、耐久性や耐震性を高められます。
それぞれのメリット・デメリットを比較検討し、予算や家の状態、将来的な計画を踏まえた上で最適な方法を選ぶことが重要です。
スレート屋根の状態の確認
屋根の劣化状況を正確に把握するために、まずは目視による点検を行いましょう。
ひび割れ、欠け、色あせ、苔の発生など、劣化の兆候がないか注意深く確認します。
屋根裏の状況も確認し、雨漏りの痕跡がないかチェックしましょう。
専門業者に依頼して詳細な診断を受けることもおすすめです。
家の構造と予算の考慮
カバー工法は、家の構造によっては施工できない場合があります。
家の耐震性や屋根の強度などを考慮し、専門業者に相談して適切な工法かどうかを判断する必要があります。
また、費用も重要な要素です。
それぞれの工法の費用を比較検討し、予算に合った最適な方法を選びましょう。
専門業者への相談方法
依頼前に業者にしっかりと相談することが重要です。
その際、屋根の状態、使用する材料、施工方法、保証内容、アフターサービスなどを明確に確認しましょう。
疑問点や不安な点は、遠慮なく業者に質問し、納得できるまで説明を受けることが大切です。
まとめ
スレート屋根カバー工法は、既存の屋根を撤去せずにリフォームできるため、費用と工期を短縮できるメリットがあります。
しかし、重ね葺き工法と葺き替え工法では、費用、工期、耐久性、耐震性などに違いがあります。
最適な選択をするには、屋根の状態、家の構造、予算、将来的な計画などを総合的に考慮し、専門業者と十分に相談することが重要です。
早めの点検と適切なリフォームで、安心安全な住まいを守りましょう。
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