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屋根葺き替えかカバー工法か?最適な屋根工事を選ぶための方法

2025.06.27
屋根葺き替えかカバー工法か?最適な屋根工事を選ぶための方法


老朽化した屋根、雨漏りの心配…住宅の快適な暮らしを守るためには、屋根のメンテナンスが不可欠です。
しかし、いざリフォームとなると「葺き替え工事」と「カバー工法」、どちらを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
費用や工期、そして家の状態との適合性など、様々な要素を考慮しなければなりません。
今回は、屋根リフォームにおける最適な選択方法を、具体的な情報と共にご紹介します。
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屋根葺き替え工事の選び方

葺き替え工事のメリット

葺き替え工事は、既存の屋根材と下地を全て撤去し、新しく作り直す工事です。
そのため、屋根のあらゆる問題を一挙に解決できます。
下地の状態をしっかり確認し、補修できるため、将来的な雨漏りのリスクを大幅に軽減。

さらに、最新の屋根材を使用することで、耐風性や耐久性も向上し、建物の寿命を延ばす効果も期待できます。
地震対策にも有効です。

葺き替え工事のデメリット

メリットの多さとは裏腹に、葺き替え工事は費用と工期が大きな負担となります。
カバー工法と比較すると、撤去費用や廃棄費用が加算されるため、初期費用は高額になります。
また、工事期間も長く、その間は雨漏りのリスクも伴います。
さらに、工事中は騒音やホコリが発生するため、生活への影響も考慮する必要があります。

葺き替え工事の費用相場

費用は屋根の面積、使用する屋根材、下地の状態などによって大きく変動します。
瓦、スレート、金属屋根など、屋根材の種類によっても費用は大きく異なります。
一般的には、100㎡程度の屋根で100万円から240万円程度とされていますが、これはあくまでも目安です。
正確な費用は、専門業者に見積もりを依頼することが重要です。

葺き替え工事の適応条件

基本的に、既存の屋根に深刻な劣化や損傷がある場合、葺き替え工事が適しています。
下地まで腐食している場合や、雨漏りが酷い場合などは、カバー工法では対応できません。
また、屋根材の寿命が尽きていたり、耐震性の向上を図りたい場合にも葺き替えが有効です。

屋根材の種類と葺き替え

葺き替え工事では、様々な屋根材を選択できます。
瓦、スレート、金属屋根など、それぞれにメリット・デメリットがあります。

例えば、瓦は耐久性が高い反面、重量があり費用も高額です。
スレートは比較的安価ですが、耐久性は瓦より劣ります。
金属屋根は軽量で耐久性も高く、近年人気が高まっています。
予算や好みに合わせて、最適な屋根材を選びましょう。

屋根の足場3


屋根カバー工法の最適解

カバー工法のメリット

カバー工法は、既存の屋根材の上に新しい屋根材を被せる工法です。
葺き替え工事と比べて、費用と工期を大幅に短縮できます。
既存屋根の撤去・処分費用が不要なため、費用を抑えられます。
また、工期が短いため、生活への影響も最小限に抑えられます。
さらに、重ね葺きにより断熱性や遮音性が向上するケースもあります。

カバー工法のデメリット

カバー工法は、既存の屋根の状態に大きく左右されます。
既存屋根に劣化や損傷がある場合、カバー工法ができない、もしくは不適切な場合があります。
また、屋根の重量が増加するため、建物の構造によっては施工できないケースもあります。

さらに、カバー工法では既存屋根の下地を点検・補修できないため、将来的な問題を抱える可能性もあります。
次回の葺き替え時の費用も考慮しなければなりません。

カバー工法の費用相場

カバー工法の費用は、使用する屋根材や屋根の面積によって異なります。
一般的には、葺き替え工事よりも安価ですが、それでも数十万から数百万円程度かかります。
正確な費用は、専門業者に見積もりを依頼することが重要です。

カバー工法の適応条件

カバー工法は、既存屋根の状態が良好で、下地が劣化していない場合に適しています。
また、屋根の傾斜や構造、使用する屋根材なども考慮する必要があります。
特に、アスベストを含んだスレート屋根の場合、撤去費用が高額になるため、カバー工法を選択する際には注意が必要です。

屋根材の種類とカバー工法

カバー工法では、軽量で耐久性の高い金属屋根材が一般的に使用されます。
ガルバリウム鋼板などが代表的です。
瓦などの重量のある屋根材は、建物の構造によっては使用できません。


まとめ

屋根リフォームは、葺き替え工事とカバー工法のどちらを選ぶかで、費用や工期、そして建物の将来に大きな影響を与えます。
それぞれのメリット・デメリットを理解し、家の状態や予算、ライフプランなどを総合的に考慮して、最適な選択をすることが重要です。
専門業者に相談し、的確なアドバイスを受けることをお勧めします。

葺き替えは高額ですが、長期的な視点で見れば安心感が高く、カバー工法は低コストで済む反面、将来的なリスクも考慮しなければなりません。
どちらを選ぶかは、専門家の意見を参考に慎重に判断しましょう。
雨漏りや劣化状況、建物の構造、予算などを考慮し、最適な方法を選択することが、快適な住まいを守ることに繋がります。

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