ブログ
BLOG
ブログ
カバー工法できない屋根は?瓦・トタン・コロニアルの屋根は注意が必要!
2024.08.27
カバー工法は、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねて葺く工法で、葺き替えに比べて費用を抑えられ、工期も短縮できることから、近年注目されています。
しかし、カバー工法ができない屋根も存在します。
カバー工法とは?
カバー工法は、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねて葺く工法です。
既存の屋根を撤去せずに済むため、葺き替えに比べて費用を抑えられ、工期も短縮できるというメリットがあります。
しかし、カバー工法には、以下のような注意点があります。
1:屋根の強度や耐荷重が問題になる場合がある
カバー工法では、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねるため、屋根の強度や耐荷重が問題となる場合があります。
特に、古い屋根や劣化した屋根の場合には、カバー工法を行うことで、屋根の強度が不足し、雨漏りや倒壊などの危険性が高まる可能性があります。
2:既存の屋根の劣化状況によっては、カバー工法ができない場合がある
既存の屋根の劣化状況によっては、カバー工法ができない場合があります。
例えば、既存の屋根に雨漏りや腐食などの問題がある場合、カバー工法を行うことで、これらの問題が悪化する可能性があります。
3:カバー工法はすべての屋根に適しているわけではない
カバー工法は、すべての屋根に適しているわけではありません。
屋根の構造や素材、築年数などによって、カバー工法が適さない場合もあります。
カバー工法ができない屋根がある?屋根材別に解説!
カバー工法ができない屋根として、瓦屋根が挙げられます。
トタン屋根、コロニアル屋根はカバー工法が可能です。
以下より見ていきましょう。
1:瓦屋根
瓦屋根は、その構造上、基本的にカバー工法は不可能です。
瓦屋根は、凹凸が大きいため、カバー工法を行うと、新しい屋根材との間に隙間ができてしまい、雨漏りの原因となる可能性があります。
また、瓦屋根の屋根材そのものにも重量があるため、さらに重量を加えるカバー工法は建物に負担をかけてしまいます。
2:トタン屋根
トタン屋根の場合は張替えをお勧めしています。
工場などの大きな屋根の場合は、カバー工法をお勧めします。
古いトタン屋根の場合、カバー工法を行うと、既存のトタン屋根のサビや腐食が進行し、雨漏りや倒壊などの危険性が高まる可能性があるため、接地面を適切に処理する必要があります。
3:コロニアル屋根
コロニアル屋根は、スレート瓦とも呼ばれ、近年人気が高まっています。
風化が早く、またアスベストが使われている場合が多いため、コロニアル屋根こそカバー工法を推奨しています。
まとめ
カバー工法は、費用を抑えられ、工期も短縮できることから、魅力的な工法ですが、すべての屋根に適しているわけではありません。
瓦屋根は、カバー工法ができませんが、トタン屋根やコロニアル屋根は可能です。
コロニアル屋根の場合はむしろ推奨しています。
屋根の改修を検討する際には、カバー工法が適しているかどうか、専門会社に相談することが重要です。
カバー工法を行う際には、屋根の強度や耐荷重、既存の屋根の劣化状況などをしっかりと確認し、安全に配慮することが大切です。
お気軽にお問い合わせください
WEBでお問い合わせ
QRコード読み取り または 友だち追加