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屋根重ね葺きのメリット・デメリットと適正な判断基準
2025.05.31
古くなった屋根、そろそろリフォームを検討していませんか。
雨漏りや断熱性の低下など、様々な問題を抱えているかもしれません。
屋根リフォームには、大きく分けて「葺き替え」と「重ね葺き」の2つの方法があります。
それぞれにメリット・デメリットがあり、どちらを選ぶかは難しい判断です。
今回は、屋根重ね葺き(カバー工法)に焦点を当て、そのメリット・デメリットと適正な判断基準を解説します。
リフォームを成功させるための重要な情報が満載です。
屋根重ね葺きのメリット
費用を抑えられる理由
重ね葺きは、既存の屋根を撤去せずに、その上に新しい屋根材を施工する方法です。
そのため、既存屋根材の撤去費用や廃棄費用が不要になり、葺き替えに比べて費用を抑えることができます。
1㎡あたり8,000円~1万円程度が相場ですが、屋根の面積や形状、使用する屋根材によって費用は変動します。
50万円~150万円といったケースが多いようです。
ただし、既存屋根の状態によっては下地補修が必要となり、追加費用が発生する可能性もあります。
工期短縮のメリット
重ね葺きは、既存屋根の撤去作業がないため、工期を大幅に短縮できます。
葺き替え工事では7~30日程度かかる場合がありますが、重ね葺きであれば5~14日程度で完了することが多いです。
生活への影響を最小限に抑えたい方にとって、この短工期は大きなメリットと言えるでしょう。
既存屋根材の活用
重ね葺きは、既存の屋根材を有効活用できる点が魅力です。
特に、アスベストを含有する可能性のある古いスレート屋根の場合、撤去・処分に多額の費用と手間がかかります。
重ね葺きであれば、アスベストの飛散リスクを抑えながら、費用を抑えてリフォームできます。
ただし、既存屋根の状態によっては、重ね葺きができない場合もあります。
屋根重ね葺きのデメリットと適正な判断基準
重ね葺きできない屋根材
重ね葺きは、既存屋根の上に新しい屋根材を重ねるため、既存屋根の強度や状態が重要になります。
瓦屋根のように重量のある屋根材や、著しく劣化している屋根は、重ね葺きに適していません。
また、屋根の形状が複雑な場合も、重ね葺きが困難になることがあります。
重ね葺きの注意点とリスク
重ね葺きを行う際には、既存屋根の状態を十分に確認する必要があります。
下地が腐食していたり、雨漏りが発生していたりする場合は、重ね葺きを行う前に適切な補修が必要です。
そうでなければ、重ね葺きしても雨漏りが解消されないばかりか、新たな問題が発生する可能性もあります。
重ね葺きが適する屋根の状態
重ね葺きは、既存屋根の状態が比較的良好な場合に適しています。
具体的には、屋根材に目立った損傷がなく、下地も良好な状態であることが条件です。
また、軽量な屋根材を使用することで、屋根の耐荷重を超える心配を減らすことができます。
業者選びのポイント
重ね葺きは、専門的な技術と知識が必要な工事です。
そのため、経験豊富な信頼できる業者を選ぶことが重要です。
業者選びは慎重に行い、工事内容や費用、保証内容などを確認しましょう。
過去の施工事例や顧客からの評判なども確認することで、より安心できます。
まとめ
今回は、屋根重ね葺きのメリットとして、費用と工期の削減、アスベスト対策の容易さなどを挙げました。
一方、デメリットとしては、既存屋根の状態による制約、施工上の注意点、業者選びの重要性などを説明しました。
重ね葺きは、費用を抑え、工期を短縮できる魅力的なリフォーム方法ですが、既存屋根の状態や使用する屋根材、業者の選定などを慎重に検討することが大切です。
快適で安全な住まいを守るためにも、専門業者への相談が不可欠です。
屋根リフォームは、住まいの耐久性と安全性を左右する重要な工事です。
専門家のアドバイスを参考に、最適な方法を選択しましょう。
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