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トタン屋根の張り替え方法・費用と手順を解説！
2025.05.01
雨漏りや屋根の老朽化でお困りではありませんか。
長年住み慣れた家の屋根、特にトタン屋根は、経年劣化によるサビや腐食が深刻な問題となることがあります。
今回は、トタン屋根の張り替え方法について、費用や手順、注意点などを具体的に解説します。
安心して工事に臨めるよう、分かりやすくご紹介します。
これから屋根の張り替えを検討されている方は、ぜひ最後までお読みください。
トタン屋根張り替えの基本情報と費用
トタン屋根の耐用年数と張り替えの必要性
トタン屋根の耐用年数は、およそ6～20年と言われています。
これは使用環境やメンテナンス状況によって大きく変動します。
適切な塗装メンテナンスを行うことで寿命を延ばすことはできますが、サビや腐食が進行し、雨漏りの危険性が高まってきたら張り替えを検討する時期です。
屋根材の表面にサビが発生したり、穴が開いている箇所が見つかった場合は、早急な対応が必要です。
また、築20年以上経過している場合も、下地となる野地板や防水シートの劣化も考慮し、張り替えを検討することをお勧めします。
トタン屋根張り替えにかかる費用相場と内訳
トタン屋根の張り替え費用は、屋根の面積、形状、使用する屋根材、工事内容などによって大きく異なります。
一般的な2階建て住宅の場合、80㎡程度の屋根面積で100万円～150万円程度が相場と言われています。
しかし、複雑な形状の屋根や、高層階数の場合、費用はさらに高くなる可能性があります。
参考までに、ある業者による80㎡の2階建て住宅のトタン屋根張り替え工事の見積もり例を以下に示します。（税込み）
・足場工事（シート含）：142,500円
・金属屋根撤去処分：112,000円
・野地板増し張り（厚さ12mm）：176,000円
・防水シート(PカラーEX+)：48,000円
・屋根本体工事(ガルバリウム鋼板)：416,000円
・棟板金(ガルバリウム鋼板)：30,000円
・軒先板金(ガルバリウム鋼板)：30,000円
・ケラバ板金(ガルバリウム鋼板)：24,000円
・搬入搬出費：30,000円
・管理諸経費：30,225円
・消費税：103,872円
・合計金額：1,142,000円
この見積もりはあくまで参考です。
実際の費用は、業者によって、また工事内容によって大きく変わるため、見積もりを依頼することをお勧めします。
費用に影響を与える要素・屋根の形状や面積・建物の階数など
費用に影響を与える要素は複数あります。
まず、屋根の面積が大きくなるほど、材料費や人件費が増加します。
また、屋根の形状が複雑な場合、作業時間が長くなり、費用が高くなる傾向があります。
切妻屋根よりも、寄棟屋根や複雑な形状の屋根の方が費用が高くなります。
建物の階数も費用に影響します。
高層階数の場合、足場設置費用や資材搬出入費用が増加します。
その他、下屋根の有無、屋根の勾配なども費用に影響する要素です。
急勾配の屋根は作業が難しいため、費用が高くなる傾向があります。
素材選び・ガルバリウム鋼板の特徴とメリット・デメリット
トタン屋根の張り替えでは、ガルバリウム鋼板が主流となっています。
ガルバリウム鋼板は、アルミニウムと亜鉛を主成分とする合金メッキ鋼板で、優れた耐食性と耐久性を持ちます。
トタンに比べてサビにくく、長寿命であることが最大のメリットです。
また、軽量で施工性にも優れています。
一方で、ガルバリウム鋼板はトタンよりも初期費用が高くなる点がデメリットです。
しかし、長期的な視点で見れば、メンテナンスコストを抑えられるため、コストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。
その他、素材の種類によって色や質感も様々なので、ご自身の家の外観に合った素材を選ぶことが重要です。
トタン屋根の張替え方法の手順と注意点
トタン屋根の撤去方法と注意点
まず、既存のトタン屋根を撤去します。
この作業では、屋根材を丁寧に剥がしていく必要があります。
釘やビスを丁寧に外し、屋根材を破損させないように注意が必要です。
また、作業中は安全帯を着用し、落下防止に注意する必要があります。
撤去したトタン屋根材は、適切な方法で処分する必要があります。
アスベストが含まれている可能性があるため、専門業者に依頼することをお勧めします。
下地処理・野地板の張り替えや防水シートの施工
トタン屋根を撤去したら、下地処理を行います。
古い野地板を撤去し、必要に応じて新しい野地板を増し張りします。
腐食している部分があれば、適切に補修する必要があります。
その後、防水シートを施工します。
防水シートは、雨水の浸入を防ぐ重要な役割を果たします。
シートの重ね合わせ部分や端部は、しっかりと処理する必要があります。
新しい屋根材の施工方法とポイント
下地処理が完了したら、新しい屋根材を施工します。
ガルバリウム鋼板などの金属屋根材を、専門の職人さんが丁寧に施工します。
屋根材の重ね合わせや固定方法には、確かな技術が必要です。
施工後、雨漏りがないか確認する必要があります。
工事完了後の確認事項とアフターケア
工事が完了したら、仕上がりを確認します。
雨漏りがないか、屋根材に破損がないかなどをチェックします。
問題があれば、すぐに業者に連絡しましょう。
また、定期的なメンテナンスを行うことで、屋根材の寿命を延ばすことができます。
例えば、数年に一度の塗装メンテナンスなどを検討しましょう。
まとめ
トタン屋根の張り替えは、費用や作業工程が複雑なため、専門業者に依頼することが重要です。
今回は、トタン屋根の張り替えに必要な情報について、費用や手順、注意点などを出来る限り具体的に解説しました。
しかし、これはあくまで一般的な情報であり、実際の工事内容は、建物の状況や使用する材料によって異なります。
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