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鎖樋で失敗しない!メリット・デメリットを見極める選び方をご紹介
2025.04.08
鎖樋で失敗しない!メリット・デメリットを見極める選び方をご紹介

鎖樋は、雨水を独特の形状で排水する雨樋です。
近年、その美しいデザイン性から注目を集めており、住宅の外壁を彩るアクセントとして人気が高まっています。
しかし、デザイン性だけでなく、機能性やメンテナンス性についても理解しておくことが重要です。
今回は、鎖樋のメリットとデメリットを解説し、選び方や設置場所の選定についてご紹介します。
新築やリフォームを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。


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鎖樋のメリットとデメリットを徹底解説

デザイン性と景観へのプラス効果

鎖樋は、雨水が鎖状に流れ落ちる様子が美しく、住宅の景観を格段に向上させます。
従来の竪樋とは異なる独特なデザインは、和風建築だけでなく、モダンな住宅にも調和し、洗練された雰囲気を演出します。
特に、庭や外壁が見える位置に設置することで、その美しさを最大限に活かすことができます。
また、素材や形状のバリエーションも豊富で、住宅のデザインに合わせて最適なものを選ぶことができます。

施工の容易さとコスト削減の可能性

鎖樋は、従来の竪樋に比べて施工が比較的容易です。
複雑な配管工事が不要なため、工期短縮やコスト削減に繋がることが期待できます。
特に、軒が深く、竪樋の設置が難しい場所では、そのメリットが顕著に現れます。
ただし、設置場所によっては、追加工事が必要となる場合もありますので、事前に専門会社に相談することが重要です。

排水能力の限界と対策

鎖樋の排水能力は、竪樋と比べて低い傾向があります。
大雨の際には、排水が追いつかずに溢れる可能性があるため、排水能力の限界を理解した上で設置場所を選ぶ必要があります。
対策としては、鎖樋の数を増やす、竪樋と併設する、あるいは排水能力の高い鎖樋を選択するなどが挙げられます。
雨量の多い地域では、特に注意が必要です。
例えば、1時間に50mm以上の雨が降る地域では、竪樋との併設を検討した方が良いでしょう。

飛散防止策と設置場所の選定

鎖樋から水が飛び散るのを防ぐためには、設置場所の選定が重要です。
飛散しやすい場所としては、風当たりが強い場所や、人が頻繁に歩く場所が挙げられます。
飛散を防ぐ対策としては、鎖樋の形状や素材を選ぶ、飛散防止カバーを取り付ける、などが考えられます。
飛散範囲はおおよそ半径0.5m程度とされていますが、風の影響も考慮する必要があります。

メンテナンスの頻度と軽減方法

鎖樋は、竪樋に比べてゴミが詰まりやすく、メンテナンス頻度が高くなる傾向があります。
落ち葉や泥などが詰まると、排水能力が低下したり、見た目も悪くなってしまいます。
メンテナンスを軽減するためには、定期的に清掃を行う、ゴミが溜まりにくい素材や形状の鎖樋を選ぶ、などが有効です。
清掃の頻度は、設置場所や周辺環境によって異なりますが、少なくとも年に1回は点検・清掃することをおすすめします。

鎖樋の寿命と交換費用

鎖樋の寿命は、素材や設置環境によって異なります。
一般的には、10年以上使用できるものが多いですが、塩害や酸性雨の影響を受けやすい環境では、寿命が短くなる可能性があります。
交換費用は、素材や長さ、施工費用などによって変動しますが、数万円から数十万円程度と予想されます。
定期的な点検を行い、早期に劣化を発見することで、高額な修理費用を抑えることができます。


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鎖樋を選ぶ際の注意点とは

竪樋との比較

鎖樋と竪樋を比較すると、デザイン性、施工性、排水能力、コスト、メンテナンス性など、さまざまな点で違いがあります。
鎖樋はデザイン性に優れ、施工が容易ですが、排水能力が低く、メンテナンス頻度が高いという特徴があります。
一方、竪樋は排水能力が高く、メンテナンスが容易ですが、デザイン性がシンプルで、施工が複雑な場合があります。
それぞれのメリット・デメリットを比較検討し、住宅の条件や好みに合った方を選びましょう。

素材選びのポイント

鎖樋の素材には、銅、ステンレス、アルミなどがあります。
それぞれの素材には、耐久性、デザイン性、価格などが異なります。
銅は経年変化による美しい緑青が魅力ですが、価格が高く、メンテナンスが必要となります。
ステンレスは耐久性が高く、メンテナンスが容易ですが、デザインがシンプルです。
アルミは軽量で価格が安価ですが、耐久性が低い場合があります。
それぞれの素材の特徴を理解し、住宅のデザインや予算に合わせて最適な素材を選びましょう。

設置場所の確認と周辺環境

鎖樋を設置する際には、周辺環境を十分に確認することが重要です。
例えば、風当たりが強い場所、植木が多い場所、ゴミが溜まりやすい場所などは、避けた方が良いでしょう。
また、排水口の位置や、雨水の流出経路についても事前に確認し、問題がないことを確認しましょう。

専門会社への相談の重要性

鎖樋の設置は、専門会社に依頼することが重要です。
専門会社は、適切な素材や形状の鎖樋を選定し、安全で効率的な施工を行うことができます。
また、設置後のメンテナンスについてもアドバイスを受けることができます。
鎖樋の設置を検討する際は、必ず専門会社に相談し、見積もりを取ることがおすすめです。

まとめ

鎖樋は、デザイン性に優れ、施工が容易な雨樋ですが、排水能力が低く、メンテナンス頻度が高いというデメリットもあります。
設置場所の選定や素材選び、専門会社への相談など、注意すべき点がいくつかあります。
この記事で紹介したメリット・デメリットを参考に、ご自身の住宅に最適な雨樋を選んでください。
鎖樋の美しさ、機能性、そしてメンテナンスの容易さを総合的に判断し、長く快適に暮らせる住宅づくりに役立ててください。
専門会社との相談を通じて、最適な設計と設置を実現することが大切です。
大雨時の排水能力への配慮も忘れずに、安心して雨季を過ごせるようにしましょう。


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