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新築やリノベーションを検討中の家主にとって、屋根材の選択は重要な判断ポイントです。
特にガルバリウム屋根は、その耐久性とメンテナンスの必要性について関心が高まっています。
この記事では、ガルバリウム屋根の耐用年数と、寿命に影響する要因について解説していきます。
□ガルバリウム屋根の耐用年数とメンテナンスのベストタイミング
ガルバリウム鋼板屋根は、約30年から40年の耐用年数を誇り、錆びに非常に強く、外傷への耐性も優れています。
しかし、長期間の使用には適切なメンテナンスが必須です。
*耐用年数はどれくらい
ガルバリウム鋼板は、金属であるにもかかわらず、錆びに強い特性を持っています。
これにより、雨や雪などの自然の影響による損傷が少なく、少なくとも耐用年数は30年と言われています。
*ガルバリウム鋼板のメンテナンス時期は
建築後約15年を目処に、屋根の棟板金の交換や釘のメンテナンスが必要になります。
釘は屋根の重要な固定部分で、気候の影響で徐々に劣化します。
また、30年から40年の時点で、屋根の内部にあるルーフィングのチェックが推奨されます。
ルーフィングが損傷すると、雨漏りなどの問題が生じるため、適切な時期にメンテナンスを行うことが大切です。
□ガルバリウム屋根の寿命を縮める環境要因
ガルバリウム鋼板の寿命は、その環境に大きく左右されます。
特定の環境下では、通常よりも早くメンテナンスが必要になることがあります。
1:海岸が近い地域
海岸近くでは、塩害によりガルバリウム鋼板が錆びやすくなります。
これは、金属であるガルバリウム鋼板が塩分により腐食しやすいためです。
特に、海岸から5km以内の地域では、より頻繁なメンテナンスが必要になることがあります。
2:粉塵が多い地域
工場や学校のグランドなど、粉塵が多い地域では、粉塵に含まれる物質がガルバリウム鋼板の腐食を促進させる可能性があります。
これにより、屋根の耐用年数が短くなる恐れがあります。
3:落ち葉が多い家
屋根に多くの落ち葉が溜まる場合、電食作用が起こり、ガルバリウム鋼板の腐食を招くことがあります。
このため、高い木がある家や山に面した家では、定期的な清掃が重要です。
4:雨が当たらない場所
意外に思われるかもしれませんが、雨が当たらない場所では、ホコリなどが洗い流されずに屋根に蓄積し、サビの原因となります。
これにより、通常よりも早くメンテナンスが必要になることがあります。
□まとめ
ガルバリウム屋根は、約30年から40年の長い耐用年数を持ちますが、適切なメンテナンスが重要です。
特に、海岸近くや粉塵が多い地域、落ち葉が多い家、雨が当たらない場所では、環境に応じた特別な注意やメンテナンスが必要ですよ。
これらを理解し、適切なメンテナンス計画を立てることで、長期的な住宅維持計画を実現できます。
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