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DIY好きで、自宅のメンテナンスに積極的に取り組む方の中には、波板の隙間からの雨漏りや害虫の侵入に悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
快適で安全な住環境を維持するためには、波板の隙間を効果的に埋めることが重要です。
この記事では、波板の隙間を埋めるための2つの方法、波板パッキンとコーキングについて解説していきます。
□波板パッキンで隙間を完璧に埋める
波板パッキンは、波板と波板に被せる役物(主に板金)の間に挟んで使う素材です。
波板は、ベランダやカーポートなどに使われることが多いですが、その断面は波のようなデコボコした形状をしているため、上に板金役物を設置すると隙間ができてしまいます。
*波板パッキンの役割
波板パッキンは、この隙間を埋めるために用いられる素材で、波板の形に合わせ、複数のサイズがあります。
素材は、発泡ポリエチレンといった柔らかいタイプが主流です。
波板パッキンは、以下の3つの役割を果たします。
1:波板と役物の密着性が高まる
波板パッキンを用いることで、波板と役物の密着性が高まります。
隙間を波板パッキンで埋めることで、風による波板のバタツキも防げます。
風によるバタツキは、波板の劣化や破損の原因となるため、波板パッキンを使用することで波板の寿命を延ばす効果も期待できます。
また、騒音防止効果も期待できます。
波板のバタツキによる騒音に悩んでいる場合は、波板パッキンを使用してみましょう。
2:雨やほこりの侵入を防ぐ
波板と役物の密着度が高まれば、雨やほこりが隙間に入るのを防げます。
大量の雨やほこりが隙間に侵入すると、建物の壁や波板が劣化したり腐食したりする原因となります。
また、雨風が強いときには、波板に降った雨は逆流するため、建物が雨漏りする恐れがあります。
波板パッキンを使用することで、雨漏りを防止し、建物の美観を保てるでしょう。
3:害虫の侵入を防ぐ
波板と役物の密着度が高まれば、害虫の侵入も防げます。
雨風が防げる場所は、害虫にとっても心地の良い場所です。
害虫が入り込み死骸が溜まると、不衛生で美観が悪くなってしまいます。
周りに草木が多く、虫が大量に発生する場所に波板を設置する場合は、波板パッキンで隙間を塞ぐようにしましょう。
□コーキングで波板の隙間をしっかり補修
波板の隙間を埋めるには、コーキングも有効な方法です。
コーキングとは、シーリング材の一種で、隙間を埋めて防水や防塵効果を高めるためのものです。
波板の隙間を埋めるためのコーキングは、以下の工程で行います。
1:下準備
まず、雨漏りの発生原因を正しく判断し、コーキングを行う箇所を確認します。
波板の劣化が激しい場合には、交換修理が必要となる場合があります。
補修箇所周辺は、コーキング剤がすぐに剥がれないようにブラシや雑巾で汚れを落とす必要があります。
2:養生
マスキングテープを補修箇所周辺に貼ることで、コーキング剤を使用する必要がない箇所への飛散を防ぎます。
住宅の外観を綺麗に保つためにも必要な工程です。
3:施工
コーキング剤を波板の隙間に流し込み、塞ぎたい箇所を補修します。
コーキング剤を流した後は、平らなヘラで整えて、しっかりと隙間が塞がっているかを確認します。
4:乾燥
コーキング剤による補修が完了したら、マスキングテープを外し乾燥させます。
コーキング剤が乾燥するまでは、数時間〜数日触れないように注意が必要です。
乾燥期間は製品によって異なるため、各製品に付属の説明書を確認しましょう。
また、雨天では乾燥しづらかったり、コーキング剤が十分に付着しなかったりする可能性があります。
なるべく晴れて乾燥しやすい日に施工するのがおすすめです。
□まとめ
波板の隙間を埋める方法は、波板パッキンとコーキングの2つがあります。
波板パッキンは、波板と役物の間に挟むことで、密着性を高め、風によるバタツキや雨・ほこり・害虫の侵入を防ぐ効果があります。
コーキングは、コーキング剤を隙間へ流し込むことで、隙間を埋めて防水や防塵効果を高めます。
どちらの方法も、適切な施工を行うことで、快適で安全な住環境を維持するのに役立ちます。
DIYに挑戦する際は、安全に配慮し、必要に応じて当社のような専門業者に相談するようにしましょう。
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