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ALC外壁の寿命は?現実的な耐用年数と維持管理方法
2025.05.27
ALC外壁の寿命は?現実的な耐用年数と維持管理方法


長く安心して暮らすためには、家の外壁選びが重要です。
特に、近年人気が高まっているALC外壁は、その耐久性から注目を集めています。
しかし、その寿命や適切なメンテナンス方法については、まだよく理解されていない部分も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ALC外壁の寿命と維持管理方法について、現実的な視点から解説します。
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ALC外壁の耐用年数とは

法定耐用年数と実際の寿命

ALC外壁の法定耐用年数は、建物の構造によって19年、27年、34年、47年のいずれかとなります。
これは税務上の計算に用いられるものであり、実際の寿命とは異なります。
実際の寿命は約60年とされています。
ただし、これは適切なメンテナンスを継続した場合の目安です。

寿命に影響する要因

ALC外壁の寿命は、メンテナンスの有無だけでなく、様々な要因に影響を受けます。
例えば、日照条件や雨風の当たり方、周辺環境などによって劣化の速度は大きく変わってきます。
また、施工の精度も寿命に影響を与えます。
適切な下地処理や施工方法が、長寿命化に不可欠です。

耐用年数を延ばす方法

ALC外壁の耐用年数を延ばすには、定期的な点検と適切なメンテナンスが重要です。
特に、塗装はALC外壁の保護に不可欠な要素であり、適切な塗料選びと丁寧な下地処理が求められます。
さらに、ひび割れなどの劣化症状を早期に発見し、迅速な補修を行うことも大切です。


ALC外壁の維持管理方法

適切なメンテナンス周期

ALC外壁の塗装メンテナンスは、一般的に10~15年周期が推奨されています。
しかし、地域や環境、建物の状態によって適切な周期は異なります。
築10年を過ぎたら、専門業者による点検を受け、劣化状況を把握することが重要です。

劣化症状と対策

ALC外壁の主な劣化症状には、色あせ、チョーキング、ひび割れ、カビ・コケの発生、コーキングの劣化などがあります。
これらの症状が現れたら、放置せずに適切な対策を行う必要があります。
例えば、ひび割れは雨水の浸入を招くため、早期の補修が重要です。
カビやコケは高圧洗浄で除去し、再塗装する必要があります。

塗装の重要性と選び方

塗装はALC外壁を紫外線や雨風から守る重要な役割を担います。
塗装の際には、ALC外壁に適した透湿性の高い塗料を選ぶことが大切です。
透湿性の低い塗料を使用すると、ALC内部に水分が溜まり、膨れや剥離の原因となる可能性があります。
また、下塗り材もALC外壁に適したものを選ぶ必要があります。

メンテナンス費用と見積もり

ALC外壁のメンテナンス費用は、工事内容によって大きく異なります。
塗装工事の場合、30坪程度の住宅で70~200万円程度が目安です。
その他、シーリング補修やALCパネルの交換などが必要となる場合は、さらに費用がかかります。
費用と内容を比較検討することが重要です。




まとめ

ALC外壁は、適切なメンテナンスを行うことで約60年の長寿命が期待できる優れた外壁材です。

しかし、その耐久性を維持するためには、定期的な点検と10~15年周期での塗装メンテナンスが不可欠です。
劣化症状を早期に発見し、適切な対策を行うことで、ALC外壁の寿命を最大限に延ばすことができます。

専門業者への相談も有効です。
費用は高額になる可能性がありますが、長期間にわたるコストパフォーマンスの観点から、適切なメンテナンスを検討しましょう。
早めの点検が、安心できる住まいを守る第一歩となります。

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