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外壁のカバー工法でのサイディングのリフォーム・費用と注意点
2025.05.13
戸建て住宅の外壁、いつまでも美しく保ちたいものですね。
しかし、経年劣化によるひび割れや色あせは避けられません。
そんなお悩みを抱える方に、今回は外壁リフォームの選択肢として注目されている「外壁カバー工法サイディング」をご紹介します。
サイディング外壁のメンテナンスで使用されるカバー工法とは何か?
外壁カバー工法サイディングの概要・工法の説明
外壁カバー工法サイディングとは、既存の外壁を解体せずに、その上に新しいサイディング材を重ねて張るリフォーム工法です。
主に軽量で耐久性に優れた金属サイディングが使用されます。
既存の外壁の状態によっては、下地処理として防水シートの施工や、下地となる胴縁(どうぶち)の取り付けが必要になります。
胴縁は、サイディングを固定するだけでなく、外壁とサイディングの間に通気層を確保し、結露防止や断熱効果の向上に役立ちます。
工法としては、まず既存外壁の点検・清掃を行い、必要に応じて下地処理を行います。
その後、胴縁を取り付け、透湿防水シートを施工(既存外壁の状態によっては不要な場合もあります)、最後に新しいサイディング材を張っていきます。
この工法は、従来の外壁張り替えに比べて工期が短く、費用を抑えられるメリットがあります。
カバー工法サイディングのメリット・費用対効果の高さ
カバー工法サイディングの最大のメリットは、費用対効果の高さです。
既存の外壁を撤去する必要がないため、解体費用や廃材処理費用が削減できます。
また、工期が短縮されるため、人件費も抑えられます。
さらに、断熱材一体型のサイディングを使用することで、断熱性能の向上も期待でき、冷暖房費の節約にも繋がります。
見た目も美しく生まれ変わり、新築のような外観を実現できるため、住宅の価値向上にも貢献します。
費用に関しては、住宅の規模や使用するサイディングの種類、工事の難易度などによって大きく変動します。
一般的な戸建て住宅の場合、200万円~300万円程度が相場ですが、より高機能なサイディングや特殊な施工が必要な場合は、さらに費用が高くなる可能性があります。
カバー工法サイディングのデメリット・注意点
カバー工法サイディングにもデメリットが存在します。
まず、既存の外壁の状態によっては、カバー工法ができない場合があります。
外壁に大きな損傷や腐食が見られる場合、下地処理に多大な費用がかかる場合などは、張り替え工法を選択する方が適切です。
また、建物の重量が増加するため、耐震性への影響が懸念されるケースもあります。
軽量な金属サイディングを使用することで、このリスクを軽減できますが、専門業者による適切な評価が必要です。
さらに、カバー工法では既存の外壁の下地を補修することができません。
もし下地の状態に問題がある場合、将来的な修繕に繋がる可能性も考慮する必要があります。
その他、施工後のメンテナンスとして、サイディングの目地部分のシーリングの劣化状況をチェックする必要があります。
外壁カバー工法サイディングを選択する際のポイント
サイディングの種類と特徴・選び方の基準
サイディング材には、窯業系、金属系、樹脂系など様々な種類があります。
カバー工法では、軽量で耐久性が高い金属サイディングが主流です。
金属サイディングの中でも、ガルバリウム鋼板は錆びにくく、長寿命であることから人気があります。
一方、アルミサイディングは軽量で、デザインのバリエーションも豊富です。
サイディングを選ぶ際には、耐久性、デザイン、価格、メンテナンス性などを総合的に考慮する必要があります。
また、住宅の外観との調和も大切です。
専門業者に相談し、最適なサイディング材を選択することが重要です。
費用相場と予算計画・業者選びの重要性
カバー工法サイディングの費用は、使用するサイディングの種類、住宅の規模、工事内容などによって大きく異なります。
事前に業者から見積もりを取り、費用を検討することが重要です。
また、工事期間や保証内容なども確認しておきましょう。
業者選びは、リフォームの成功を左右する重要な要素です。
実績や信頼性、対応の良さなどを考慮し、慎重に業者を選ぶことが大切です。
口コミや評判なども参考にしましょう。
工事期間と生活への影響・事前に確認すべきこと
カバー工法サイディングの工事期間は、住宅の規模や工事内容によって異なりますが、通常は数週間から1ヶ月程度です。
工事中は、足場が設置されるため、生活に多少の影響が出る可能性があります。
騒音や埃などについても、事前に業者に確認しておきましょう。
また、工事期間中、一時的に生活スペースが狭くなる可能性もありますので、事前に準備しておくと安心です。
工事開始前に、業者と詳細な打ち合わせを行い、疑問点を解消しておきましょう。
まとめ
外壁カバー工法サイディングは、既存の外壁を活かしながらリフォームできる費用対効果の高い工法です。
しかし、既存外壁の状態や建物の構造によっては、適さない場合があります。
リフォームを検討する際には、メリット・デメリットを理解し、専門業者に相談して最適な工法を選択することが大切です。
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