・農舎の屋根と外壁にサビが広がっており見た目も強度も不安なので張り替えてほしい
・二段になった複雑な屋根形状でも雨漏りしない適切な工法を提案してほしい
・農機具や収穫物を守るために耐久性の高い材料を使って長く持たせたい
・吊り戸(引き戸)の動きが悪くなっているので外装と一緒に直してほしい
施工事例
WORKS
・農舎の屋根と外壁にサビが広がっており見た目も強度も不安なので張り替えてほしい
・二段になった複雑な屋根形状でも雨漏りしない適切な工法を提案してほしい
・農機具や収穫物を守るために耐久性の高い材料を使って長く持たせたい
・吊り戸(引き戸)の動きが悪くなっているので外装と一緒に直してほしい
・既存のサビた金属屋根をすべて撤去し下地から造り直す屋根葺き替え工事の実施
・緩い勾配でも雨水の侵入を許さない「三晃式瓦棒」による屋根仕上げの選定
・腐食が見られた壁下地および柱周りに対する適切な木工事と補強の実施
・外壁および吊り戸部分への耐食性に優れたガルバリウム鋼板角波の張り替え
・一級建築板金技能士による複雑な段差部分への特注役物加工と雨仕舞の徹底
工事の詳細
新潟県三条市で農業を営まれているH様より、大切にされている農舎の外装改修についてご相談をいただきました。
現地に伺いまず目に飛び込んできたのは、長い年月を経て全体に赤サビが回ってしまった農舎の痛々しい姿でした。
特に屋根は、サビによって金属板が薄くなっており、このまま放置すれば冬の重たい雪の荷重で屋根が抜けてしまう危険性すら感じさせる状態でした。
農舎は、農機具や肥料、そして大切に育てた収穫物を保管する、農家の方々にとって非常に重要な場所です。
H様からは「屋根の形が二段になっていて複雑だし、古い建物だからどこまで直せるか不安だ」という本音を漏らされました。
私たちは地元の板金屋として、単に見栄えを良くするだけでなく、建物の構造を理解した上で、最も雨漏りに強い工法を検討いたしました。
調査の結果、既存の屋根を剥がさずに上から被せるカバー工法よりも、一度すべてを撤去して下地から点検する「葺き替え」が最適であると判断しました。
今回の現場における最大の特徴であり、腕の見せ所となったのは、二段に分かれた屋根の複雑な形状への対応です。
屋根の勾配(傾斜)が緩い場合、通常の瓦や一般的な屋根材では水の流れが滞り、つなぎ目から雨水が逆流して雨漏りを起こすリスクが高まります。
そこで私たちは、板金屋根の中でも特に防水性能に定評がある「三晃式瓦棒(さんこうしきかわらぼう)」という工法をご提案しました。
この工法は、一枚の長い板金を屋根の頂上から軒先まで一本で通し、特殊な心木とキャップで固定するため、つなぎ目が極めて少なく雨に強いのが特徴です。
実際の施工は、まず周囲の安全を確保した上で、丁寧に足場を組み上げるところからスタートいたしました。
古いサビた屋根を剥がしてみると、下地の野地板の一部が長年の湿気によって脆くなっていたため、これを健全な木材へと補強・交換いたしました。
見えない土台部分をしっかりと作り直すことこそが、10年後、20年後の建物の健康状態を左右する最も大切な工程となります。
次に、屋根全体に新しい防水シート(ルーフィング)を隙間なく敷き込み、雨水が万が一板金の下に入っても建物を守る二段構えの防水層を構築しました。
屋根の段差部分(二段屋根の合流地点)については、一級建築板金技能士が現場で正確に寸法を測り、特注の役物(やくもの)を加工して取り付けました。
複雑な角や段差を隙間なく包み込み、水をスムーズに逃がす「雨仕舞(あまじまい)」の技術は、まさに熟練職人の経験が試される瞬間です。
外壁についても、古い波板をすべて剥がし、下地の腐食箇所を丁寧に直してから、最新のガルバリウム鋼板(角波)へと張り替えました。
外壁のサビは見た目の問題だけでなく、放っておくと壁の内側にある柱まで腐らせてしまうため、早めの対処が正解です。
また、H様が気にされていた農舎の大きな「吊り戸」についても、外壁と同じガルバリウム鋼板で新しく作り替えを行いました。
重たい古い戸から軽量で丈夫なガルバリウムへと変わったことで、開閉のストレスが大幅に軽減され、利便性も劇的に向上いたしました。
さらに、屋根から落ちる雨水を受け止める雨樋についても、雪国三条の過酷な環境に耐えうる仕様で全面的に更新いたしました。
雨樋の接続部分である継手(つぎて)には、決してコーキングだけに頼ることはせず、部材同士を化学的に溶着させる「専用の接着剤」を必ず使用しています。
専用の接着剤で一体化された雨樋は、冬の重い雪が詰まっても簡単には継ぎ目が外れず、長期間にわたって排水機能を維持してくれます。
工事期間は約7日間という短期間で完了させ、農作業の邪魔にならないよう迅速かつ丁寧に作業を終えることができました。
新しくなった農舎を目にしたH様からは「あんなに複雑な形だったのに、こんなにきれいに収まるとは思わなかった」と驚きと感謝の言葉をいただきました。
板金屋根は自由な形状に加工ができるため、今回のような複雑な二段屋根であっても、最も理にかなった防水構造を実現することが可能です。
農舎や倉庫は、住宅に比べるとついメンテナンスが後回しになりがちですが、建物の骨組みが腐ってしまう前に手を打つことが、結果として最も経済的です。
私たちは、大規模な住宅リフォームから、今回のような農舎の小規模な修理まで、一現場ごとに全く同じ「職人のプライド」を込めて施工しています。
三条市の農業を支える大切な建物が、これから先も長くH様の作業を支え続けられるよう、しっかりとお手伝いできたことを誇りに思います。
地元の板金屋として、三条・燕の厳しい冬を何度も経験しているからこそ、雪と雨に負けない確実な施工を提供し続けることをお約束します。
これからもH様の営農生活が安心できるものであるよう、アフターフォローも含めて誠実に向き合ってまいります。
施工のポイント:
・サビが進行し強度が低下した既存屋根および外壁材の完全撤去と適正な廃材処理
・二段屋根の複雑な接合部に対して現場加工を駆使した一級建築板金技能士による雨仕舞
・緩い勾配でも雨漏りをシャットアウトする「三晃式瓦棒」工法による高防水屋根の実現
・既存の柱や下地木材の腐食状況を見逃さず適宜補強を行う抜本的な下地改善
・外装と同じガルバリウム鋼板を用いた吊り戸の軽量化とスムーズな開閉の復元
・雨樋の継手部分に対する専用の接着剤を用いた化学的溶着による雪害防止施工
・農業資材や機械を保護するため防水シートを二重に重ねる入念な漏水対策
農舎や作業小屋の屋根に広がるサビは、大切なお仕事の道具や収穫物を守るための「最終ライン」が崩れ始めているサインです。
「小屋だから少しくらい雨漏りしても大丈夫」と思われている間に、建物の土台である柱が腐ってしまい、手遅れになるケースを私たちは数多く見てきました。
大きな被害が出てから建て替えるよりも、板金技術による張り替えや補修を行う方が、コスト面でも建物の寿命面でも遥かに優れています。
特に三条市周辺の農家の皆様にとって、農舎は生活を支えるパートナーであり、その健康を維持することは私たちの使命だと考えています。
複雑な形の屋根や、古い建物でどこに相談すればいいか迷っている方は、ぜひ地元の神田板金へお気軽にご連絡ください。
一級建築板金技能士が、お客様のご予算と建物の状態に合わせた、嘘のない正直な提案と確実な施工をお約束いたします。
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