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雨樋の1つである鎖樋とは?歴史や役割をご紹介! 雨とい

伝統的な日本の建築様式や風情ある景観を好み、庭や建物の美観を大切にする方は沢山いらっしゃるでしょう。
雨の日でも庭や建物の景観を楽しみつつ、効率的に雨水を排水したいと思っていませんか。
 
今回は、そんなあなたに、鎖樋の魅力と機能をご紹介します。
鎖樋の歴史、その美しさ、そして導入による実用性と情緒的価値について解説していきます。
 

□鎖樋の歴史と魅力

 
鎖樋は、日本の建築様式の一つである数奇屋造りから生まれた、伝統的な雨樋です。
 

1:数奇屋造りの始まり

 
数奇屋造りは、安土桃山時代に茶室として生まれた建築様式です。
 
茶人たちは、格式ばった豪華な装飾を好みませんでした。
代わりに、庶民の素朴な材料や技術を用いて、簡素ながらも洗練された空間を追求しました。
鎖樋も、その精神を受け継ぎ、当初は棕櫚縄(シュロ縄)を用いて作られました。
棕櫚縄は、棕櫚の木の繊維を編んだもので、丈夫で自然な素材です。
 

2:江戸時代の普及

 
江戸時代に入ると、都市部の人口増加に伴い、住宅が密集するようになりました。
雨水が隣家とのトラブルや火災の原因となることから、防火対策として瓦屋根が普及し、同時に雨樋も一般的に用いられるようになりました。
鎖樋も、その需要の高まりを受け、さまざまな素材やデザインで発展していきました。
 

3:現代に残る伝統

 
現在でも、歴史的な建造物や和風建築では、鎖樋を観察できます。
東京都小金井市にある「江戸東京たてもの園」の「三井八郎右衛門邸」の玄関横樋には、棕櫚縄で作られた鎖樋が現存しており、当時の技術と美意識を感じられます。
 

□雨樋の1つである鎖樋の役割とは?

 
鎖樋は、雨水を排水する機能に加えて、情緒的な価値も持ち合わせています。
 

1:雨水を排水する機能

 
鎖樋は、軒樋から流れ落ちる雨水を地上に導く役割を果たします。
これにより、雨水が地面に直接当たるのを防ぎ、地面の浸食や建物の劣化を防げます。
また、雨水が建物に直接かかるのを防ぐことで、建物の耐久性を高める効果もあります。
 

2:情緒的な価値

 
鎖樋は、雨水が鎖状に流れ落ちる様を目で見て楽しめます。
一般的な縦樋はパイプ状で、雨水の流れを見られません。
しかし、鎖樋は、その構造から雨水の流れを視覚的に捉えやすく、風情を感じさせる景観を生み出します。
 

3:日本の伝統美

 
鎖樋は、日本の伝統的な建築様式に欠かせない要素の一つです。
古くから社寺仏閣や和風建築に用いられてきた鎖樋は、日本人の美意識や感性を反映した建材といえます。
 

□まとめ

 
鎖樋は、雨水を効率的に排水する機能を持ちながらも、伝統的な美しさと情緒的な価値も兼ね備えています。
雨の日でも、庭や建物の景観を楽しみたいという方にとって、鎖樋は最適な選択肢と言えるでしょう。
鎖樋を導入することで、あなたの住まいは、より美しく、そしてより快適な空間へと生まれ変わります。

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